長さがすべてではない
同じサイズでも、ブランドやモデルによって足幅と甲の高さは違います。長さは合っているのにきつい、かかとがゆるくて脱げる、ということはここから起こります。数字だけで買うと合う確率は思ったより低いので、できれば試し履きをし、無理なら先に交換条件を確認しておく方がよいでしょう。また人の両足は大きさが少し違うことが多く、大きい方の足に合わせるのが基本です。小さい方は中敷きやひもの調整で合わせられますが、小さい靴を広げるのは難しいからです。
サイズが合っても履きにくい靴があります。長さ以外に見る点、足の測り方、試し履きの確認点、履き回し、素材別の手入れ、濡れたときと替えどきを整理しました。
同じサイズでも、ブランドやモデルによって足幅と甲の高さは違います。長さは合っているのにきつい、かかとがゆるくて脱げる、ということはここから起こります。数字だけで買うと合う確率は思ったより低いので、できれば試し履きをし、無理なら先に交換条件を確認しておく方がよいでしょう。また人の両足は大きさが少し違うことが多く、大きい方の足に合わせるのが基本です。小さい方は中敷きやひもの調整で合わせられますが、小さい靴を広げるのは難しいからです。
足の長さは、紙の上に立ってかかとを壁につけ、いちばん長い指の先に印をつけて、その距離を測ります。座って測ると体重がかからず実際より小さく出るので、必ず立って測ります。足幅は親指と小指の付け根のいちばん出っ張ったところを結んだ幅です。こうして測った長さは素足の数値で、靴のサイズはそこにゆとりを加えた数字だと覚えておけば十分です。韓国のミリ表記や日本のセンチ表記は足の長さに近い基準なので比較的わかりやすいものの、海外の表記は必ずブランドの換算表を見ましょう。
足は一日のうちに少しずつむくむので、朝にぴったりだった靴が夕方にはきつくなることがよくあります。午後か夕方に試し履きすると、実際に履く状態に近くなります。一緒に履く靴下を履いて確かめることも大切です。店では座ったまま見るだけでなく何歩か歩いてみて、できれば階段や坂でかかとと指がどう動くかも確かめます。「履いているうちに伸びる」というのは革の甲部分にはある程度当てはまりますが、底の長さや合成素材はほとんど伸びません。
一日中履いた靴の中にはかなりの汗が残っていて、これが乾くまでに一日近くかかります。毎日同じ靴を履くと湿った状態が続き、においが出て素材も早く傷みます。二足を交互に履くだけで、それぞれの寿命がはっきり延びます。脱いだあとは、中敷きが外せるなら外して別に乾かし、革靴には形を保つシューキーパーや新聞紙を入れておくと、しわや型崩れが減ります。靴箱も閉めっぱなしだと湿気がこもりやすいので、ときどき開けて換気し、除湿剤を入れておけばカビを防げます。
靴は素材によって手入れの方法が違います。共通の原則は、まずほこりを払い、水と熱をできるだけ使わないことです。洗濯機に丸ごと入れると接着が弱まったり形がゆがんだりすることがあるので、靴の表示やメーカーの案内で認められている場合だけにする方が安全です。
雨で濡れた靴を早く乾かそうとして暖房器具やドライヤーの熱風を当てると、接着部分がはがれたり素材が変形したりします。新聞紙や乾いた布を中に詰めて水分を吸わせ、濡れている間は数時間おきに取り替えながら、風通しのよい日陰で乾かす方がよいでしょう。直射日光も色あせとひび割れの原因になります。革は乾くと硬くなるので、保湿剤を塗っておくとひび割れを減らせます。
外見が無事でも、底のクッションは先にへたります。特にランニング用の靴は、見た目に関係なく一定の距離を超えると衝撃吸収が落ち、ひざや足に負担がかかります。底の模様が片側だけひどくすり減っていたり、履いて歩くと以前より早く疲れたりするなら、替えどきと考えてよいでしょう。かかとの内側がすり切れて足がこすれるのもサインです。ただし靴を替えても足やひざの痛みが続くなら、靴だけの問題ではないかもしれないので、専門医に相談してください。